404

人が誕生したころから何かしらのお別れの儀式は執り行われていたといわれるほど、葬儀の歴史は古いものです。
古くは古事記にも、葬儀に関する記載があるほどです。
お葬式には宗教が色濃く出るものです。
現代でも無宗教の人が多い日本では、共同体で営むという歴史が深く、今なお地方にその風習は残っています。
自宅で葬儀を行うのが一般的だった時代は特に、ご近所の助けを借りて葬儀をおこなっていました。
祭壇の準備や葬儀場となる室内の準備のほか、炊き出しは隣近所の台所を借りて行うのもありふれた光景でした。
今では会場を借りて行うのが主流ではありますが、ご近所で助け合いながら故人を見送る風習は残っています。
同時に、故人とその家族を含めて関わりのある方が参列するのも日本のお葬式の大きな特徴です。
故人を偲ぶだけでなく、ご家族の気持ちに寄り添うように多くの方が会葬します。

お葬式に多くの方が会葬するのは、現代でも一般的な葬儀スタイルですが、時代とともに変わりつつある面もあります。
以前にくらべ、家族だけでお葬式を執り行う方や近親者に限ったお葬式を希望する方が増えているのです。
家族のみで行うお葬式を家族葬、近い親戚や故人の親友のみ参列をしてもらう密葬というお葬式は、ここ数年特に増加傾向にあります。
身内や親しいかたのみで、ひっそりと見送りたいという方もあれば、経済的理由を挙げる方もいます。
こうした小さい規模でのお葬式の場合、会葬者に気配りをする負担が減り、故人を偲ぶ時間をゆっくり取れるといったメリットもあります。
また、葬儀は簡単に済ませ、後日改めてお別れの式を行うという方も増えています。
こうした式は故人の意志で行われることが多いのも特徴のひとつです。
生前から準備をご自分の最期について準備を行う方も増えているので、今後はますますお葬式そのものが自由化すると見られています。